Excelで数式を組んで計算をすると、小数点以下の端数が出ることがありませんか?端数のせいで誤差が出たりして厄介ですよね。この記事では端数を処理する代表とも言えるINT関数について基本編と応用編の2回に分けて解説していきます。まずは基本編から行ってみましょう。
INT関数とは
書式:INT(数値)
説明:引数に指定した数値を整数に切り捨てます。
ちなみに、INTとは英語のIntegerの略で、整数という意味です。
実際に使用例を確認していきましょう。
INT関数の使用例
引数がプラスの場合
1.引数の数値に1.3を指定すると、小数の0.3が切り捨てられて結果は1になります。
引数が整数の場合
2.引数の数値に1を指定すると、元々が整数なので切り捨てるものがなく結果は1のままです。
引数がマイナスの場合
3.引数の数値に-1.3を指定すると、結果は-1ではなく-2になります。
※INT関数は、0方向に切り捨てるのではなくマイナス方向に切り捨てるという特徴を持っています。
まとめ
- INT関数は、小数点以下を切り捨てて整数にしてくれる関数。
- INTは英語のIntegerの略で、整数という意味。
- 切り捨てはマイナス方向に行われる。-1.3 → -2
次回は、INT関数の応用編として、切り上げ、四捨五入、整数の端数処理を解説します。